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敷金返還の金額割合の相場についてまとめてみた

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敷金は退去時の原状回復費用にあてられます。普通に住んでいれば退去時には全額返ってくるのが前提の敷金ですが、はたして本当に全額返ってくるのでしょうか。平均的な相場はどれぐらいで、どの程度の割合で返ってくるものなのでしょうか。注意点も含めてみていきたいと思います。

住年数によって変わってくる

居住年数が多ければ多いほど原状回復には修繕費がかかってきます。あくまでも自然経過での劣化などは費用の負担がかからないと言われていますが、小さな傷などは故意や過失になることが多く、それは居住年数が長いと多くなると言われています。平均では10年の居住で5%から15%の負担率になります。その為、敷金は95%から85%は返ってくるのが相場です。

 

しかし、これはあくまでも何もない場合の平均ですので、これに故意や過失による損傷があればその分は請求されます。もちろん100%返って来た事例は多々あります。この5%から15%をどう思うかは人それぞれですが、平均的にはこれぐらいの原状回復の修繕費はかかってくると思っておきましょう。

新築物件は原状回復費は高い傾向にある。

先ほどは住居年数が長いと原状回復費は高くなる傾向にあると書きましたが、新築物件を借りた際も高くなる傾向にあります。新築物件は傷は一つもありませんし、設備は新しく、フローリングも壁にもなにも汚れなどはついていません。その為、退去時には厳しいチェックが入って原状回復費も高くなる傾向にあります。新築物件の場合は平均して10%から20%を原状回復費として請求されることがあります。しかし、新築物件だからといって故意や過失以外の日常生活で起こりうる汚れなどは支払う必要がありませんので、理解しておきましょう。

家主の傾向によって随分変わってくる

家主のタイプによって敷金がどれぐらい返還されるのか変わってきます。これはかなり重要なことで、家主が基本的に敷金を全額返すスタイルのところは100%返ってくることが多いですが、敷金をあまり返したがらない家主の場合は、平均よりも悪い返還率になる傾向があります。

敷金返還の相場を知っておきましょう。

基本的に敷金は居住年数、新築物件かどうかによって敷金の返還率が変わってきます。それ以外には家主の傾向もありますが、家主の傾向はまず置いておいて、おおよその返還相場を知るようにしておきましょう。特に故意や過失はしたつもりはなくても、平均相場よりもかなり高い額を請求されたなどといった場合もありますので、退去時にそのようなトラブルを防止するためにも、敷金返還の平均相場は知っておくべきだといえます。